ブランドたまごが大人気!?

近年、消費者の健康志向も高まり、これに呼応して「たまご」の付加価値を高めた、いわゆる「ブランド卵」が多く販売されています。「たまご」内に含まれる「ビタミン」や「ヨード」などの栄養を強化した「ブランド卵」は、鶏卵業界内において、従来「特殊卵」と呼ばれていました。近年では「栄養強化卵」や「付加価値卵」と呼ばれています。
 
 
これらの「ブランド卵」は、さまざまな「ネーミング」 (商品名)が付けられ、 「スーパー」や「デパ地下」の店頭などに多く並んでいます。「ブランド卵」は「普通のたまご」 (「特殊卵」に対して「一般卵」または「普通卵」と呼ばれる)よりも価格が高いにもかかわらず、売行きは上昇傾向にあるようです。また各「鶏卵メーカー」も、近年の「健康志向」や「鶏卵価格の低迷」を反映し、この「ブランド卵」の開発に力を入れていて、新商品もぞくぞく発売されています。

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ブランドたまごのカテゴリーについて

今あるブランドたまごは基本的に4つのカテゴリーに分類されています。各ブランドたまごが「何に対して力を入れているか」このカテゴリーを見ていただければだいたいわかると思います。
 
 
【ブランド卵の4つのカテゴリー】
①:業界内で「特殊卵」と呼ばれる、いわゆる「栄養強化卵」。(「ヨード卵」「DHA卵」「ビタミン強化卵」など)
②:鶏の「飼育の仕方」。(「放し飼い」「有精卵」など)や「エサ」(自家配合飼料など)で差別化しているもの
③:「ブランド名称」の付与による差別化。(たとえば、インターネット販売をしようとすると、単なる「たまご」ではなく、「○○さんちのたまご」など名称での差別化が必要)
④:「SE(サルモネラ)対策ずみ」など「安全性」を前面に打ち出して差別化を図ったもの。
 
 
これらの「ブランド卵」は「鶏」に与える「飼料」 (エサ)に、「ミネラル」「ビタミン」「DHA」などの「脂肪酸」を添加して強化し、「たまご」に移行(「鶏」が摂取した「エサ」から「たまご」に栄養分が移動すること)させたものが主流となっています。
 
 
「昆布」などの「海草」に含まれる栄養分である「ヨウ素」を強化した、 「ヨード卵光」は、全国的に有名ですね。ヨードは「ヨード卵光」用の「たまごギフト券」 (全国たまご商業協同組合にて販売)があるくらいです。この「たまご」は1976年に発売が開始され、横浜市にある日本農産工業(株)が開発した「飼料」を使い、生産されています。
 
 
強化される栄養成分は「飼料」 (エサ)から「たまご」に移行(蓄積)されますが、栄養素によって、「卵黄」と「卵白」のどちらに蓄積されるかは異なります。「栄養成分」のうち、主として「卵黄」に蓄積されるものは、「ヨウ素」「ビタミンA」「ビタミンE」などで「リボフラビン」 (ビタミンB2)は「卵黄」 「卵白」の両方に蓄積されます。
 
 
「脂肪酸」の1つである「リノール酸」は、「サフラワー油」や「大豆油」に多く含まれ、これらを「エサ」に添加すると、「リノール酸」の含有量の多い「たまご」が生産されます。「リノレイン酸」についても同様で含有量の多い「エサ」を与えると、「リノレイン酸」の含有量の多い「たまご」が生産されるという具合です。
 
 
近年、「DHA」 (ドコサヘキサエン酸)や「EPA」 (エイコサペンタエン酸)などの「脂肪酸」が、血中の「コレステロール」や「中性脂肪」を低下させ、さらには「脳の記憶」や「学習機能」を高める働きがある鵜と話題になっています。これらは、「魚油」 (魚の油成分)中に多量に含まれていることから、これらを「酸化」させないように加工した「魚粉」などを飼料に添加すると、「DHA」や「EPA」の含有量を増加させた「たまご」を生産できます。特に、「DHA」(ドコサヘキサエン酸)は、比較的容易に「たまご」に移行するので「付加価値卵」 (栄養強化卵)として、多く販売されています。
 
 
このようなことから最近あなたのお近くスーパーでは「付加価値卵」 (栄養強化卵)を多く見るようになったのではないでしょうか。もともと栄養満点のたまごがさらに栄養面で強化されるわけですから、まさに『真』のスーパーフードだと思います。

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