たまごの形状 なぜあのような形に?

「たまご」 (鶏卵)はよく見なくてもちょっと不思議な形をしていることにお気づきだと思います。「まん丸」ではなく、みんなが言う「たまご型」をしています。でもどうして、このような形をしているのでしょうか。
 
 
「カメ」や「魚」の「たまご」はどうでしょうか?実はまんまるの「まん型」です。それらは「鳥」と違って、地中や水中に「たまご」を産みます。一方、「鳥類」は「蛇」などの他の動物に「たまご」を取られないように、昔から高い木の上に巣を作り「たまご」を産んでいました。
 
 
カメや魚と違う場所に鳥はたまごを生みますが、丸い形とたまご型ではどちらが転がりやすいでしょうか?それは丸型ですよね!もし「たまご」は「まんまる」かまたは「まんまるに近い形」をしていたらたいへんです。理由は高い巣から転がり落ちてしまうからです。
 
 
「まん丸」だとそのまま転がって落ちてしまいますが、「たまご型」だと、転がっても弧を描いて元の位置に戻ってきます。つまり転がっても落ちないための形として、「たまご型」になったのではないかと考えられています。

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また、「たまご」は産み落とされる直前に「たまご型」になるのではなく、鶏(にわとり)の体内で「卵殻」 (カラ)が形成されるときに、すでにこの形になっています。「たまご」には「鋭端」 (尖ったほう)と「鈍端」 (丸いほう)がありますが、通常は「鋭端」から産み落とされます。
 
 
なぜかというと「たまごのカラ」は、「鈍端」よりも「鋭端」のほうが強度があるからです。これは「気孔」の密度が、「鋭端部」のほうが低いためです。(※気孔とはひよこが外部と呼吸する殻に穴で肉眼では確認できない)
 
 
「鶏」の体内の「卵殻腺部」 (カラを形成するところ)では、 「85~90%」の確率で「たまご」の「鋭端」が下(出口方向)を向いており、産み落としたときに割れにくい「鋭端」が出口を向いているのではないか、と考えられています。ただし「卵管」内を移動するときに、回転して「逆子」 (逆向き)になって産み落とされるものもあります。このようにたまごの形は非常に理にかなっているというわけです。
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