たまごの規格にもサイズにもルールがある

「スーパー」などで売っている「パックたまご」の中に、「横長の紙片」が入っていたり、パックに「ラベル」が貼ってあったりしているのは、ご存知だと思います。近年では、カラー文字や写真などの入った「大きなラベル」もありますが、その記載内容をよくご覧になったことがあるでしょうか。
 
 
「メーカー」(生産者)が違っていても、ほ同じ内容の項目が印刷されているはずです。それは、「たまごの規格」によって、表示すべき項目が定められているからなのです。「たまごの規格」として国内で定められているのは、随分前ですが昭和40年2月に農林水産省が制定した「鶏卵の取引規格」です。
 
 
これは「鶏卵業界」の取引に関する指導基準となっており、「農林事務次官通達」として出されています。

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この基準は、「卵重」(「カラ付きたまご」1個分の重さ)によって、「6段階」に区分されており、たまごパックに人っている「ラベルの色」でも判断できます。「ラベルの色」は、たとえば、「Lサイズたまご」は「橙色(だいだいいろ)」、「Mサイズたまご」は「緑色」、というように区分されています。

しかし、近年では、パックの外側に貼付した「大型ラベル」の普及によって、「色別のラベル」が使われている「パックたまご」が少なくなってきました。たしかに家の近くスーパーをみても減ったような気がします。また近年、「ラベル色」を用いていない「ブランド卵」なども、多く販売されています。
 
 
1パックに「さまざまなサイズ」(卵軍)の「たまご」を入れて、1パックの全体重量が一定となるようにした「定重量パック」というものが売られるようになりました。

マックの月見の卵サイズは「MS」?!

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これは、「GPマシン」(パック詰めをする装置)の技術の進化によって、可能となったものです。「スーパー」などで実際に販売されているのは、「LL」から「MS」の間くらいのサイズです。特に、「Lサイズ」や「Mサイズ」は、一般家庭の食卓にのぼる、いわゆる「テーブル・エッグ」として需要が多く、「MSサイズ」はマクドナルドなどで「エッグマフィン」や季節商品の「月見バーガー」など、ハンバーガーの具材に使われています。
 
 
このため、「たまご」の取引上でも、この「LL~MSサイズ」の価格は、他のサイズに比べて高くなっています。このため、「養鶏場」では、できるだけこの間のサイズの「たまご」が多く産まれるように、飼育上のエ夫をしています。「鶏」に与える「エサの量」の調整などで「初産の開始時期」を調節することによって、可能になります。
 
 
先ほど「たまごの規格」によって「ラベルに表示すべき項目」が定められていると言いました。ここで、どのような「表示項目」があるのか説明しておきましょう。
 
 
最初に、農林水産省規格の「サイズ区分」(「L」「M」など「卵重」による区分)です。これは「色分け」して表示し、かつ、その下に「基準の『卵重』の範囲」を併記します。次に、「卵重計量責任者」の名前です。これは、「個人名」を記載します。よく『私が責任をもって「計量」「区分」しました』という証明を見たことないでしょうか。
 
 
この他に、「包装場所(パック詰めを行なった場所)」「賞味期限」「保存方法」「使用方法」があります。「賞味期限」以下の項目は、平成11年11月1日から、表示が義務付けられたものです。