日本にはどれくらい養鶏場があるのか

世界でもトップレベルの「たまごの消費量」を誇る日本ですが、日本国内にはどのくらいの数の「養鶏場」があるのでしょうか。ちょっと古いデーターですが、国内の「飼養戸数」 (「養鶏場」の数)と「飼養羽数」 (飼育されている「採卵鶏」の数)の推移を見てみましょう(※各年とも、2月1日時点の数値ですが、平成17年は2005年農林業センサス、平成22年は2010年世界農林業センサス実施年で調査休止のため、データがありません。※「センサス」とは、英語で「全数調査」という意味です)

日本の「飼養戸数」と「飼養羽教」の推移

(※平成4年まで:農林水産省統計情報部「鶏卵食鳥流通統計」 、平成5年以降:農林水産省大臣官房統計部「畜産統計」より)(※単位、飼養戸数は『戸』、飼養羽数は『千羽』となります)
 
 
昭和50年(飼養戸数)507,300(飼養羽教)154,504
昭和60年(飼養戸数)123,100(飼養羽教)177,477
平成元年(飼養戸数)94,400(飼養羽教)190,616
平成5年(飼養戸数)7,860(飼養羽教)188,704
平成10年(飼養戸数)4,990(飼養羽教)182,644
平成15年(飼養戸数)4,340(飼養羽教)176,049
平成16年(飼養戸数)4,090(飼養羽教)174,550
平成17年
平成18年(飼養戸数)3,600(飼養羽教)176,955
平成19年(飼養戸数)3,460(飼養羽教)183,244
平成20年(飼養戸数)3,300(飼養羽教)181,664
平成21年(飼養戸数)3,110(飼養羽教)178,208
平成22年
平成23年(飼養戸数)2,930(飼養羽教)175,917
平成24年(飼養戸数)2,810(飼養羽教)174,949
 
 
上記の表をみてあることに気がつくと思いますが、「飼養戸数」 (養鶏場の数)は年々、急激に減少していますが、 「たまご」の生産量はほとんど変わっていません。これは1戸当たり(1養鶏場当たり)の「飼養羽数」 (飼っている鶏の数)が増加しているためです。つまり、「小規模な養鶏場」が減少している反面、「大規模な養鶏場」の「飼育する羽数」が増加していることを意味しています。

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県単位で飼養羽数をみてみる

では次に「鶏」を多く飼っている「上位5県」とその「飼養羽数」、および「全国の飼養羽数」の推移をみてみましょう。(※「成鶏」は、「大人の鶏」のことで「産卵前のヒナ鶏」は入っていません)(※各年とも2月1日時点の数値で単位は「千羽」です、農林水産省大臣官房統計部「畜産統計」より)
 
 
飼養羽数(千羽) (平成24年)
1 茨城 10,405
2 千葉 9,121
3 愛知 7,709
4 鹿児島 7,376
5 広島 6,456
上位5県計 41,067
全国計 174,949
 
 
この表の「全国計」を見ると分かりますが、日本では「採卵用」 (成鶏)の「鶏」だけでも、「l億7千万羽」以上います。平成24年の時点で日本の人口が「約1億3千万人」ですから、 「人」よりも「鶏」のほうが個体数は多いのです。これに、「ブロイラー」 (食肉用の鶏)が加わると、人口をはるかに超えてしまいます。ちなみに、平成21年2月時点で飼育されていた「ブロイラー」の数は、「約1億700万羽」です。

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県単位で鶏卵生産量をみてみる

次に、「たまご」の生産量の多い都道府県を見てみましょう。※単位:トン(「鶏卵生産量」の多い上位10都道府県出典:農林水産省「平成23年鶏卵流通統計調査結果」より)
 
 
1 茨城 188,124
2 千葉 183,803
3 鹿児島 169,212
4 広島 121,458
5 岡山 118,409
6 北海道 104,220
7 新潟 102,499
8 愛知 102,204
9 青森 89,749
10 兵庫 82,905
 
 
上位10都道府県での合計は「1,262,583トン」で国内全体の約半数(50.9%)を占めています(全国の鶏卵生産量は「2,482,628トン」) 。今回の表からわかることは「飼われている『鶏』の数」と「 『たまご』の生産量」は、必ずしも比例しないという点です。にしてもここまで毎日 新鮮なたまごが全国に届けられているということは改めて日本人は「たまご好き」というのがよくわかりますね^^

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