年代別で変わる、卵を食べる意味とは。21歳~37歳編

前回の記事(前回の記事はこちら)では年代別で「0歳~20歳」で卵を食べる意味を考えてみましたが今回は21歳~61歳以上で卵を食べる意味を見ていきたいと思います。
 
 
21歳~37歳 ■1日のたんぱく質推奨量 男60g 女50g(社会的ストレス、不妊のリスクには卵で対抗)受験のストレスから解放されたものの、今度は仕事などで社会に出ることで大きなストレスを受ける時期となり、この対策にもたんばく質は大量に必要です。この時期は、たんぱく質や栄養が不足すると、まず社会的ストレスに対応できず、気力が出ないことなどが一番の問題です。
 
 
時に、たんぱく質より炭水化物を多く食べると、隠れ肥満やメタボといった身体的な問題だけでなく、うつ状態になる危険もあります。たんぱく質は脳神経が正常に働くために必要な栄養だからです。
 
 
しかしある人は、データではかなりメタポかつ低血糖症の傾向にあり、よく話を聞くと夜のケーキがやめられない状態でした。そこで、甘いものを禁止し、卵を含めて、たんぱく中心の食事にかえたところ、うつは解消され、毎日、元気に勤務できるようになったという話をききました。ストレスが多く、それを甘いもので満たしている人も多いですが悪循環です。
 
 
そんな社会でのストレスの中、男女ともに性ホルモンをつくり、妊娠・出産を経て、育児を行う「繁殖」の時期になりますので、多くのたんぱく質が必要です。女性の場合、ストレスの蓄積とたんぱく質不足の状態では、妊娠しづらくなることはもちろん、出産後の体力も持ちません。そういった生物的なイベントは言うまでもなく、女性らしい体を保ち、美肌、美髪でいるためにも、たんぱく質を多く含む卵は欠かせないのです。
 
 
性ホルモンをきちんと体がつくれないことにより、女性も男性も不妊のリスクが高くなります。最近では、閉経を40代前半で迎える人の話も聞きますが、ホルモンや血液をつくる材料が足りないのですから、人体を守るため早く閉経してしまうのは考えてみれば当たり前。男女ともに、卵をたくさん食べて性ホルモンをきちんとつくりましょう。
 
 
ちなみに女性の場合は、37歳で卵胞数が全盛期の半分になるといわれています。男性の場合は、いくつになっても精子をつくれる人もいますが、それはきちんとたんばく質を摂取しているからであって、誰でもずっと大丈夫というわけではないのです。

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年代別で変わる、卵を食べる意味とは。 38歳~50歳編


38歳~50歳 ■1日のたんぱく質推奨量 男60g 女50g(更年期のさまざまな不調撃退に、卵は最適)この年代は徐々に、妊娠・出産・子育てという繁殖の仕事からは解放され、女性の場合は急激に女性ホルモンが減り更年期へ移行します。男女ともに、社会的な役割が大きくなり、そのぶん大きな社会的ストレスがかかります。
 
 
その一方で体力の衰えも感じ始めますから、非常につらい時期であるともいえます。ストレスに対応できるか否かは、栄養のとり方しだいであり、特にたんぱく質をきちんととっているかどうかが大きいのです。ストレスは、若返りホルモンといわれる副腎皮質ホルモンを減少させ、性ホルモンの分泌にも大きく関係しますから、たんばく質をきちんととってストレスに対処することが重要なのです。そのためにも卵でホルモンの材料をリッチにし、ストレスに対して強い体をキープしてください。
 
 
この時期のたんばく質不足は外見の差にも現れてきます。クラス会で髪のつやと量、プリプリの皮膚で差をつけるためにも、心身のダメージを修復してくれるたんぱく質が不足しないようにすることが大切です。女性の場合は、更年期障害が出ないようにするための準備期間ともいえます。たんばく質不足はさらに老化を加速します。私は老化防止をアンチエイジングではなく、ストップエイジシグと呼んでいますが、そのためにも、しっかり卵をとって、たんばくリッチな生活に意識的に変えていきましょう

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年代別で変わる、卵を食べる意味とは。 51歳~60歳編


51歳~60歳 ■1日のたんぱく質推奨量 男60g 女50g(ストップエイジングのために、卵がより多く必要)この時期は積極的に病気の予防をするために、たんぱく質が欠かせません。男性や働く女性は社会的な地位を確立し、社会的な責任や任務を全うするストレスが、目に見えないけれど、確実に、体調の変化として現れる時期です。主婦も家族に対するストレスが強まります。
 
 
このような状況から、身を守るためにたんぱく質が活躍してくれます。何よりこの時期は男女ともに更年期への対策が必要です。ホルモンバランスが狂ってくることで、心身にさまざまな不調が出てきます。特に女性は閉経することで、更年期障害への対応が必要です。急激に硬骨細胞が増殖し骨がもろくなってくるので、骨を守っていくためにたんぱく質を摂取しなければなりません。
 
 
骨を守るためには、もちろんカルシウムも必要ですが、カルシウムは骨を石灰化して固める役割を持つもので、骨の基材となるのはたんぱく質です。また、たんばく質はミネラルを運ぶトラックの役割も果たしており、不足すると、カルシウムが運ばれず、骨が強くなりません。
また骨は負荷をかけないと、組織が強化されないので、きちんと運動する必要も出てきます。
 
 
そういった骨の強化は毎日必要です。そして男性も女性も性ホルモンの低下とともに、うつ状態になるケースもあります。女性には、子供が独立した喪失感からのうつも多くみられます。そしてガンの発症に対する予防対策や、動脈硬化の予防も視野に入れた生活改善も必要です。元気に長生きを考えるター二ングポイントといってもよいですね。
 
 
そういったストップエイジングのために、卵を積極的に食べましょう。性ホルモンが減少する分、たんぱくリッチの人とそうでない人は肌のつやに大きく差が出てくるでしょう。

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年代別で変わる、卵を食べる意味とは。 61歳以上~


61歳以上~ ■1日のたんぱく質推奨量 男60g 女50g(脳も骨も血も生き生き。肉もいいけど卵をお勧め)この時期のポイントは、なんといっても骨と脳機能です。大腿骨の骨折で運動できなくなると、とたんに認知症のリスクが高くなりますから、たんぱく質の摂取と少しの運動は、毎日必要となります。脳、骨、皮膚、内臓、血管を元気に保ち、老化していくことへの不安や心身ストレスを補うために、多くのたんぱく質をとりましょう。
 
 
栄養不足では脳が萎縮してしまいます。高齢になると量的には減少しますが、毎日新陳代謝は行われています。血管の硬化、内臓の萎縮、骨がすかすか、内臓の下垂や筋肉量の低下、骨髄抑制からの老人性貧血など、これらの状態は、たんぱく質が不足していることが主な原因なのです。そして、血管や脳神経の軸素、細胞の膜をつくっているのは、卵に含まれているコレステロールやレシチンです。
 
 
卵を食べれば、認知症の予防につながることが期待できますし、細胞膜も血管も柔軟に保てます。90代で現役活動されている方は、肉をよく召し上がっていることが多いですよね。骨髄を正常に機能させ、血液をつくる材料には動物性たんぱく質にしか含まれていない栄養素が必須であるため、肉をよく食べている方には生き生きとした力が感じられます。
 
 
ただ高齢になってくると、食が細くなったり、食欲が落ちたり、胃腸機能の低下で肉を消化するのが負担になったりすることもあります。それだからこそ、卵なのです。卵は料理法を工夫すると、肉ほど胃腸に負担がなく、たんぱく質を摂取することができます。例をあげれば、半熟卵や卵スープ、お勧めは茶碗蒸しです。
 
 
この年代の方は、心身の健康を保つために1日に卵3個をお勧めします。魚や肉もしっかり量を食べられる人でも、2個は食べてはしいですね。骨や血管を健康に保ち、頭もしゃっきりといつまでも現役でいるために、卵は強い味方です。
 
 
※0歳~20歳までの「たまご」と「タンパク質」に関しての記事はこちら

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