年代別で変わる、卵を食べる意味とは。 1歳~3歳編

たまごには人間に大変必要な栄養「たんぱく質」がたっぷり含まれてますが、ここではたまごはいつから(何歳から)大丈夫なのか、またたまごの栄養が各年齢にどういう役割をはたしてくれるのか、年代別で卵を食べる意味を考えてみたいと思います。
 
 
1歳~3歳 ■1日のたんぱく質推奨量 男女とも20g(レシチンとコレステロールのおかげで脳が成長。)赤ちゃんの脳や体の発達が非常に盛んな時期で、臓器、皮膚、筋肉、骨、髪、血液など体の全ての土台となるのがたんぱく質です。食べる量として必要なのは、毎日10~20gです。この時期、もっとも重要なのが脳の成長。脳の重量は、出生時は350g程度ですが、3歳になる頃には、成人の80%の重さになります。
 
 
その成長のために、たんぱく質が必要不可欠。ゼロ歳から離乳食までは、脳の成長が優先で、腸の発達はその後になります。1歳までは、たんぱく質の補給は母乳が理想なので、母乳を勧めています。なのでお母さんが卵を食べて、栄養豊かな母乳をあげてください。離乳食での卵は、1歳を目安に始めましょう!
 
 
卵のコレステロールは神経細胞の軸素や絹腹膜の材料になりますし、卵黄に豊富なレシチンは脳神経伝達物質であるアセチルコリンの材料になりますから、脳の発達にとても役に立ちます。注意点は、卵を生で食べる場合です。抵抗力の弱い2歳以下はサルモネラ菌混入のリスクに備え、白身部分はのぞいて、黄身の部分だけあげましょう。
 
 
白身は黄身を守るための部分なので、もしも雑菌が入ってもここでとまり、黄身の部分を守ります。もちろん2歳以下でも半熟以上なら、問題ありません。(*たんぱく質推奨量はすべて、「日本人の食事摂取基準(2015年版)厚生労働省」より)

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年代別で変わる、卵を食べる意味とは。 4歳~8歳編


4歳~8歳 ■1日のたんぱく質推奨量 男女とも25g~40g(体の成長と激しい運動にたんぱく質は必須です)6歳までには脳が90%成長し、知能発達曲線は、ピークを迎えます。そしてこの時期、脳や全ての臓器、身長の伸びに影響する骨、筋肉など、体全体が発育していくことに加え、ばたばた走ったりと運動量が増えます。お母さんがついていけないぐらい動くので、そのためのエネルギーに、たんぱく質量がさらに必要になっていきます。
 
 
そして、この時期に最も大切なのは、運動をつかさどる小脳の発達です。寝る子は育つ。良質の睡眠も成長のために必要な要素です。寝ている間に成長ホルモンが分泌されますが、それにも、たんばく質の量と質がかかわります。そのために必要なたんぱく質の量は、年齢とともに増え、8歳で40gとなります。しっかりとした脳の発育に欠かせないレシチンやコレステロールを含む、良質のたんばく源として卵は理想的です。

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年代別で変わる、卵を食べる意味とは。 9歳~12歳編


9歳~12歳 ■1日のたんぱく質推奨量 男女とも40g~50g(身長を伸ばし、鉄分をきちんと運ぶために)12歳で脳は完全に完成します。発育曲線では、リンパ系が成人の倍近くまで成長し、その後下がります。そして身長がまだまだ伸びていく時期です。臓器、骨、皮膚、筋肉などが増量され、それをつくることにたんばく質が使われるとともに、男女ともに第2次性徴期の準備をしていきます。
 
 
そこで良質の性ホルモンをつくり、男らしい、また女らしい体をつくり出すことにたんぱく質が使われます。特に早い女子では10歳ぐらいから生理が始まるため、さらに、たんばく質と鉄分が必要となります。鉄分を運ぶ役割をするたんぱく質をたくさん摂取しないと貧血になってしまうので、卵と同時に動物性の赤身の肉を優先的にとる必要があります。
 
 
男女ともに成長ホルモンが優先的に働く時期なので、身長が伸びる時に起こるのが、たんぱく質の摂取不足による成長不良や鉄欠乏による脳の酸欠症状です。朝、起きられない、学校や塾で眠くなって仕方ない、だるい、めまいや立ちくらみがあり、朝礼で倒れるなどということになっていたら今後の成長に支障が出ます。
 
 
たんぱく質を中心として栄養をしっかりとりましょう。この時期には、間食やおやつにゆで卵を食べるのがお勧めです。そして、甘いものをご飯前に食べないことです。血糖値が上がると、それで満足し、必要な栄養や良質の炭水化物も食べられなくなります。厳しいようですが、スナック類や菓子パンなどは、この大事な間は、避けたほうがいいでしょう。

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年代別で変わる、卵を食べる意味とは。 13歳~20歳編


13歳~20歳 ■1日のたんぱく質推奨量 男60g 女55g(性ホルモンをきちんとつくる大事な時期)男女とも男は男らしく、女は女らしい体づくりと性ホルモンに関わる発達に重要な時期です。この時期には、男女に差ができてきます。女子は女性ホルモンを盛んにつくり、生殖の準備のために生理が始まると、身長の伸びはなくなります。そして生理での出血に伴い貧血が慢性的に現れます。
 
 
男子はここから男性ホルモンがじわじわ出てきて筋肉や骨格、そして、体型の発達がスタートします。しかし、まだ、性ホルモンよりは成長ホルモンが活躍し、身長がぐんぐん伸びる時期で、臓器や皮膚、筋肉や骨が同時に大きくなります。という具合にこの時期は男女とも多くのたんぱく質が必要になってきます。
 
 
性ホルモンをつくるにはコレステロ!ルが必要ですから、食事からとる卵のたんばく質が大活躍します。さらに中学生になるあたりから成長と精神面がつながらない反抗期もきますね。それゆえのストレスが発生しがちになりますから、たんぱく質がもっと必要になることを知っておくといいでしょう。家庭や学校での人間関係、友人づきあい、受験のストレス、未来への不安などを健全に乗り越えていくためには、しっかりとしたたんぱく質の摂取がカギになります。
 
 
性ホルモンでできるニキビなども、栄養のバランスをとることで改善が可能です。全ての栄養素を運ぶ要のたんぱく質が不足すると、うまくストレスに対応できず外見と内面に影響が出てしまいます。現代の社会状況の中では、心身のストレスをうまく処理できないと、それが一つの要因となって、ひきこもりや不登校などにつながります。また、この時期にうまく体格がつくれないと一生の問題になります。心身の健やかな成長のために卵をたくさんとりましょう。
 
 
※21歳~61歳以上~「たまご」と「タンパク質」に関しての記事はこちら

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