まず1日に必要なタンパク質の量は?

今までの話でたんぱく質が重要なのはわかったけど不足しがちなたんばく質を1日にどのぐらい摂取すればよいのか疑問だと思います。毎日の摂取量ですが、現在、体重1kgに対し、1g、また、病気になった場合は、1kgにつき2g。アスリートは3gといわれています。
 
 
普通の人でも、心身のストレスが大きいなら、アスリートなみにたんばく質の消耗が激しいことを知っておいてください。現代のストレスは、気温、天候、引っ越し、離婚、子供の独立、会社の人間関係、ウィルスなどの感染症など、さまざまな要因がありますので油断はできません。
 
 
その反対に、たんばく質が足りている人は、非常にストレスに強いし、疲労回復も早く、何より若々しく健康です。私自身、たんぱくリッチな食生活を続けていますので、1 0年以上、風邪をひいて寝込むこともなく、毎日、パワフルに動けています。体調は顔色だけでなく、声や姿勢など些細な行動からも感じとれますが、そのあたりのことにも自信があります。
 
 
では、そのたんばく質。何から摂取すればいいか? まず、動物性からいいますと肉や魚のいずれかに偏らずに、両方をバランスよくとることがお勧めです。肉でいえば脂肪が少ない赤身がいいでしょう。
 
 
しかし、何よりのお勧めはさんざんおすすめしている『卵』から動物性たんばく質をとることです。2個の卵から、なんと1日に必要なたんばく質の約26%がとれると言われてます。
 
 
それに加えて、植物性である大豆食品の豆腐、豆乳などもバランスよく日常生活に加えれば万全です。動物性だけだと、脂肪が過剰になるので、動物性と植物性のたんばく質が同時に食卓に並ぶのが理想です。

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動物性たんぱく質がよい理由

たんばく質の摂取について、1つの疑問に「大豆とお肉はどっちがいいの?」というのがあると思います。これは断然お肉です。というより、スーパーフードである卵はもちろん、肉や魚を含む「動物性たんばく質」です。
 
 
脳神経の活性化や血液をつくるなど、人体にとても大切なビタミンB群、赤血球の材料であるヘム鉄などの栄養素は、動物性たんばく質にしか含まれていません。植物性たんばく質との大きな違いはここです。そして動物性たんばく質のほうが、アミノ酸のバランスや含有量に優れています。
 
 
そもそもアミノ酸とは、たんばく質の構成要素であり、消化吸収されて人体を構成する物質です。人体の構成と生命維持に必要なアミノ酸は全部で20種類あり、その中でも体内で合成できない9種類のアミノ酸を必須アミノ酸といいます。
 
 
必須アミノ酸は、食物から取り込まないと、体の機能が正常に保てなくなる物質です。具体的にいうと、バリン、ロイシン、イソロイシン、リジン、メチオニン、フェニルアラニシ、トリプトファン、ヒスチジン、スレオニンの9種類。動物性が植物性より優れている理由の一つは、この中でも特に重要な働きをするメチオニンが豊富であるということです。

メチオニンは、脳の神経伝達物質の材料であり、肝機能や腎機能の向上、アレルギー症状の緩和、うつ病の改善、ヘアケア効果、そして女性にとっては見逃せない老化の抑制に大きく関わっているといわれています。このメチオニンを含む含硫アミノ酸と呼ばれる栄養素は、コラーゲンの材料にもなります。
 
 
そのほか、やはり動物性に豊富なトリプトファンは、幸せホルモンと呼ばれるセロトニンの材料となり、夜にはメラトニンという物質に変化し、眠りの質を上質にします。ですから、卵や肉を避けている人は、ストレスでたんばく質が消耗してしまうと、眠りが浅く、疲れがとれにくくなるというわけです。
 
 
もともと、私たちの体は、100%動物性たんばく質なわけですから、どちらが効果的かは考えるまでもありませんね。かといって、植物性たんばく質がだめだというわけではありません。植物性のみにこだわると、人体に不可欠のアミノ酸がバランスを崩し、不足するものが出てしまうということなのです。だから両者をバランスよく食べるのが一番です。
 
 
たとえば、植物性たんばく質である冷や奴を食べる時に、昔の人は動物性たんばく質のかつおぶしをかけてバランスをとっていました。これは専門的なことを知らなくとも、昔の人が経験的に知っていた知恵なんでしょうね。

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