レシチンと卵と認知症

レシチンは、認知症の予防に実力を発揮!前回の記事(前回の記事はこちら)で動物性たんばく質の中で、卵が一番と言い切りましたが、今回はレシチンについてお伝えしたいと思います。ちょっと難しい話になりますが、レシチンとはリン脂質の主成分であるフォスファチジルコリンのことで、黄身に含まれています。また、大豆にもレシチンがありますが、生化学でいうとフォスファチジルセリンといい、内容が微妙に違います。
 
 
どちらも大切ですが、やはり、卵のリン脂質のほうが体内での働きは、優秀です。さらに大豆と卵黄の大きな違いは、レシチンの含有比率で、大豆の2与%に対し、卵黄は70%です。
 
 
卵のレシチンは、脳の神経組織で活躍します。レシチンは、神経細胞の中で、神経伝達物質の原料となり脳機能を活性化します。この原料が不足すると記憶に障害が起こり、認知症等の疾患の原因となることが明らかにされています。
 
 
日本は、世界一の長寿国とされていますが、実は、介護が必要な期間が10年以上もあり、健康寿命はそれほど長くない悲しい事実があります。認知症の予防を考える食材には卵のレシチンが欠かせません。
 
 
最近、物忘れがひどくなったとか、認知症、アルツハイマー病が気になる方はもちろん、いつまでも若々しく元気な脳をキープしたいのであれば、脳を活性化するレシチンが豊富な卵を、毎日欠かさず食べてほしいと思います。

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レシチンで脂肪肝を予防

(天然の乳化剤レシチンは、脂肪肝を予防する)レシチンの性質がよくわかるのが、調味料として使われるマヨネーズです。マヨネーズは、お酢と油と卵黄、塩、マスタードがあれば、家でも作ることができる調味料の一つですが、その中で卵黄の大事な仕事が、水と油を仲良くさせること。つまり卵黄は天然の乳化剤の役目を持っているのです。
 
 
通常、水と油は分離します。その水と油の間で両者を仲良くさせてくれる界面活性作用を持っているのが、卵に含まれるリン脂質のレシチンなのです。
 
 
レシチンは、また体内の脂質代謝の重要なカギをにぎっています。ビタミンA、ビタミンE、ビタミンD、ビタミンK、また、肉の脂や魚のEPAなどの脂肪酸、コレステロールを乳化する働きがあり、吸収や代謝に大きく関与しているのです
 
 
胃の悪い方や脂質の消化の悪い方、胆汁が出にくかったり、胆のうを切除した方には、卵を食事のメニューに加えることをお勧めします。卵に含まれるレシチンの働きで、食事から摂取するビタミンA、巨など人体に不可欠な脂溶性ビタミンの吸収も良くなるからです。
 
 
レシチンに関しては、認知症のほかには、脂肪肝にもおすすめです。レシチンは、血液中で中性脂肪やコレステロールなどを運ぶ、善玉コレステロールの成分でもあり、不足すると、酸化した悪玉コレステロールが血管に沈着したり、中性脂肪が蓄積するため、血中の脂質が異常になります(脂質異常症)。
 
 
その結果肝臓から脂肪の排泄ができず、脂肪肝へとまっしぐらになります。それを防ぐためにも、ぜひレシチンが豊富な卵をたくさん食べましょう

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