不妊とコレステロールの関係とは?

ある産婦人科の方から聞いた話なのですが、不妊で悩む人の血液データをたくさん観てきた結果、彼女たちに共通していたのは、コレステロール値が低めで、貯蔵鉄であるフェリチンの値も低い貧血状態であることでした。本来なら200以上あることが望ましいトータルコレステロール値が、160以下の方が多かったです。
 
 
コレステロールはホルモンをつくる材料ですので、その値が低いと、女性ホルモンをつくりにくくなるのです。貧血状態であれば、たとえ妊娠しても子宮内で鉄分を胎児に与えられず、赤ちゃんの成長に不利です。そもそも赤ちゃんは、顔を真っ赤にして生まれてくることからもわかるように鉄分の塊であり、それは母親から一方的に奪い取って育ちます。
 
 
この2つの状態を改善してくれる味方が卵です。善玉コレステロールの値を上げ、鉄分やたんばく質も増やしてくれるので、酸素を運ぶヘモグロビンの量も確保されるからです。おかげで母体が貧血になることの予防ができ、きちんと10か月で赤ちゃんが生まれてくるのを待てます。

スポンサーリンク


たんぱく質リッチと妊娠の関係とは


産婦人科で不妊で悩む相談者の中で、結婚後10年間妊娠しなかった女性がたんぱくリッチの食生活に加えて、ビタミンBとヘム鉄の摂取を中心にした栄養指導受けた後、半年で妊娠したという話を聞きました。
 
 
また5年間不妊治療を受けていたのに希望が叶わず、やはり、栄養指導後半年で妊娠し、その後、3人出産した方、41歳で結婚し42歳から栄養指導を始め、45歳で自然に妊娠し自然分娩をした方もいます。卵や動物性たんばく質の摂取をきちんとすることで、自然に妊娠体質になっていきます。

スポンサーリンク


おすすめの食事方法とは


では実際に、妊娠したい人はどういう食事をすればいいのでしょうか?不妊の対策を進める際には、妊娠前から葉酸&ビタミンB12を勧めています。特に葉酸は、生まれてくる赤ちゃんの(二分脊椎などの) 神経管閉鎖障害予防のために、妊娠前から摂取するようにと、厚生労働省から推奨されているものです。
 
 
葉酸に関しては今は多くの良いサプリメントも出ているのでそちらをチャックしてみてもよいかもしれません。そして、もちろん卵を中心とした動物性たんぱくリッチな生活です。特に意識するのはコレステロールとヘム鉄の補給。そして1日に、通常より00g増しでたんばく質を摂取しましょう。
 
 
これは単純に卵で換算すると5̃6個。これをお肉やお魚、納豆、豆腐に分けてもいいです。通常の食事に1人分のたんぱく質をプラスする感じで勧めています。貧血の改善は、食事からとれない場合はサプリを提案することもあります。
 
 
ちなみにたんぱくリッチな生活になってから出産したお子さんは、それ以前に産んだお子さんに比べて、精神が安定しむやみに泣かないこと、風邪などの病気にかかりにくいことで、子育てが楽だと言われました。産み月にヘモグロビンが下がらないようにアドバイスしたことで、お母さんご本人の回復も段違いに早かったとか。

スポンサーリンク


不妊と栄養をもう一度冷静に考えてみる


不妊で悩んでいる方は、栄養を考えずに不妊治療に走りがちですが、不妊治療は、時間的にも体調的にも負担がかかります。不妊治療を行うにしても、自分の体の状態を整えることが大切です。受精卵が着床しても細胞分裂が進まず、子宮内で育たないこともあります。
 
 
膨大な血液データから言えることとして、なかなか妊娠しない人は、貯蔵鉄やたんぱく質、コレステロールが足りないことが多いです。これは自らの命を守るように身体が制御しているのではないかと思います。
 
 
普段から、お酒を飲み、お菓子や甘い物でお腹を満たした生活で隠れ貧血が継続していたり、血液の濃度が足りないと、胎内で子供を育てて産めるだけの材料がないので妊娠はできないという、シンプルな法則です。
 
 
不妊に悩んだら、まず自分の全身状態や栄養状態を確認することを、真剣にお勧めします。

スポンサーリンク