胃酸の『出』も大切

年をとると若い時より、より多くのたんぱく質を必要とします。しかしそれはなぜでしょうか?じつは年をとってたんぱく質が不足してくるのは、体の維持にたくさんの量が必要なことに加え、胃腸が老化し胃酸の出が悪くなったり、多くなったりすることも原因です。
 
 
胃腸の老化で胃酸の出が悪いということは、つまり動物性たんぱく質の消化ができにくくなるので、それを負担に感じる体が、「食べたくない」という生理的状況になることへとつながっていきます。年をとって、「さっぱりしたものを食べたい」という願望が生じるのは、消化機能が減退しているサインと考えなければなりません。
 
 
特に肉は消化の負担が大きいので、胃腸が丈夫な人でないと、食べる機会が必然的に減ってしまいます。しかし、老化していく体のメンテナンスには、より一層の動物性たんぱく質が必要だということは最近の研究結果でも明白です。元気なお年寄りはやはりもりもりとお肉を食べます。

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若い人も最近 胃酸が少ない?


胃酸の分泌機能を血液から調べる方法があるのですが、そのデータを見ると近年の若い人の胃酸も少ないとのことです。胃酸の材料のペプシンはたんぱく質からつくられています。そのたんぱく質が不足していることに加え、噛まなくていいもの、パンやうどんなど消化のよいもの、お菓子、ジャンクフードなどを好む食生活のために胃酸を分泌する機能が衰えてしまっているのです。
 
 
そこで、この両者の状況改善のために卵の出番です。卵は料理法を考えると、とても消化吸収がいいので、お年寄りでも体調不良でも消化に負担が少ないです。肉を食べることが負担になってきたら、ぜひ卵を増量して、たんぱくリッチな食生活を維持してください。
 
 
時にはプロテインの粉を加えてもいいでしょう。また、これも胃腸の働きにかかわることですが、消化に負担がかかる動物性たんぱく質を避け始めると、消化が楽にできる糖質を好むようになることが多くなります。

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糖質を好むようになると・・・


年をとって顔などがたるんでくるのは、たんぱく質不足プラス糖質過多が原因です。結局 年配者は消化に負担のかかる動物性たんぱくを避ける→消化が楽にできる糖質を好む→結果 顔がたるんでくるという悪循環におちいります。
 
 
たんぱく質が不足すると表情筋が弱くなりたるみを助長します。糖質が多いと肌のたんぱく繊維のコラーゲンが固くなってしまうからなのです。顔をたるませないためには、日頃から明るいコミュニケーションを心がけ表情筋を鍛えること。
 
 
そして動物性たんぱく質、特に卵や肉、よく噛むごぼうやブロッコリー、ナッツなどを食べて表情筋の材料をつくること。そして、和菓子やケーキや毎日のデザートなどの糖質を、なるべくひかえることが大切です。
 
 
余談ですが私の父も年をとってから急にメロンパンが好きになってしまいました。あまーい皮にメロンクリームがたっぷり入っているパンです。昔はそんなことなかったのに、父もやはり消化が楽な糖質を好むようになったのだと思います。しかも「食べない方がいいよ!」と言ってもやめる気はないようです。なかなか現実的に難しい問題だと思います。

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美肌には若い時より多くのたんぱく質が必須です!


体の中に代謝のための材料が豊富なら、肌質のストップエイジシグは可能だと最近の研究でわかってきました。内臓、皮膚、筋肉、骨、髪など体のどこをとってもたんぱく質。摂取したたんぱく質は、命を守るのを優先に材料が使われるので、余裕があれば肌にはもちろん、爪、髪の毛の栄養になってくれます。
 
 
一般に皮膚の新陳代謝は、20歳で28日周期、60歳になると100日周期といわれています。代謝の周期がゆっくりになるのは老化現象ですが、年を重ねていくと、動物性タンパク質の摂取が少なくなることや、消化酵素が不足するので、血液、血管、内臓、細胞膜の毎日の新陳代謝を優先した結果、皮膚や髪のような外見には、なかなかたんぱく質が回ってきません。
 
 
また、心身のストレスにもたんぱく質は使われますが、季節の変わり目や気温に適応するためにも栄養は使われます。多忙な人や更年期障害などで悩んでいる人は、相当なたんぱく質が必要とされます。年齢を重ねてもきれいな皮膚でいる人は、しっかりたんぱく質をとっていると思います。たんぱくリッチで、むき卵のような美肌を目指しましょう。

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